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日本社会の中をキリスト者として正しく生きる<5>

A.K.

2023年6月3日

《“貧困の連鎖”を断ち切る》

ピリピ4:11-13
1コリント10:13-14

1)   メッセージのサマリー

マモン(富の神)が支配する現代社会では、偶像を礼拝してその支配に従わせるために「二極分化・格差社会」という“抑圧の力”を用いて人々を脅かしている。“貧困の連鎖”は、現代日本社会で顕著に現れている“抑圧の力”の一つであり、その抑圧に囚われている人々は、どこかで「心を折られて」その支配力に膝を屈してしまっているのである。しかし、“試練”の中でも神様は私たちの“たましい”を強め、私たちの本質を明らかにし「するべきこと」を示し、必ず“脱出の道”を備えてくださる。私たちは、この道を歩むために、どのような状況の中に置かれても、神様によって強められて「するべきことをする」ことに取り組み、神様だけに頼って“脱出の道”を歩み出す必要がある。そしてキリスト者として、“貧困の連鎖”という抑圧の力を断ち切り、備えられた恵みを“世・よ”の人々に示さなければならない。

 

2)   インスピレーション&アプリケーション

マモン(富の神)は、バブル期には富の力がもたらす享楽を見せつけ、「失われた30年」を経て格差社会をもたらし、ますます富の力に人々が囚われ、マモンに支配されるようにしてきたという現代日本社会の捉え方がとても興味深く、本当にその通りだと思った。また、私たちはどのような境遇に置かれても、“脱出の道”を備えていてくださる神様、全てを知りご支配されている神様を希望とすることで力注がれ、「するべきこと」に取り組み、少しずつ、しかし着実に歩みを進めていくことができるというメッセージに励ましを受けた。自分の狭い“世界観”に囚われて目の前の“試練”を捉えず、俯瞰してみることの重要性も理解することができた。

 

3)   メッセージから紡ぐフレーズ

どんな試練にも必ず脱出の道がある。

この希望が私たちを強め、するべきことに取り組む力を与える。

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