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〜聖書「重要聖句」講解<9>〜

A.K.

2023年11月5日

《Scripture9 :「もう神の国はあなた方のところに来ているのです。」》

マタイ12:28
ルカ17:20-21
マタイ6:33

1)   メッセージのサマリー

“神の国”とは「神様のご支配のあるところ」である。一般的に「支配」とは、力のある者がない者を力で抑圧することと思われているが、実際には受け入れる側がたましいの深みに受け入れた時に、「支配」がその人の世界に拡がっていくのである。従って、聖書が教えている“神の国”の現れは、神様を知る神の民がそのご支配を受け入れるところにあり、その一人一人が置かれる場所に“神の国”が拡がってゆくのである。そのためにはまず、“神様のご支配”と“神様の前に正しいこと”を求めようとする日々の取り組みによって、自分自身の中に“神の国”を保ち続けることが重要であり、そうした日常生活の中に神様は御業を現し、「最良のもの」をもたらしてくださる。


2)   インスピレーション&アプリケーション

「支配」と聞くと抗うことができない抑圧というイメージが確かにあるが、それは受け入れる側が「支配」を受け入れなければ成立しない。そして神様のご支配に関しては、私たちによきものを与えようとしてその支配下に招いておられる。しかし、相手が神様であったとしても、たましいの深みでその支配を受け入れるということは、実際には思っているよりも遥かに難しいことなのではないかと気づかされた。恐れに支配されていると、体に緊張が走り、視野が狭くなっていく。知らず知らずのうちに、たましいの奥底で握りしめているものはないか、本当に神様に全てを明け渡しているのか。自分自身に問いながら、気づいたならば悔い改める。もっと神様と深く交わり、信頼を深め、自分自身の中の“神の国”をより確かなものにしていきたいと思った。

 

3)   メッセージから紡ぐフレーズ

“神の国”は、

神様のご支配を受け入れる者の中に建てられ、

その人が置かれる場所から拡がってゆく。

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