
A.K.
2025年7月20日
《Scripture87:『急いで一番良い着物を持って来 て、この子に着せなさい。それから、手に指輪をはめさせ、足にくつをはかせなさい。』 ルカ15:22》
〜放蕩息子の帰郷〜 Part1:“子としての特権”を回復する
ルカ15:11-24
1) メッセージのサマリー
キリスト者が、神様から与えられている“特権の真価”を理解せず、“世・よ”的価値を求めてそれを「自分のために消費する」ならば、その“真価”を発揮することなく瞬く間に浪費してしまう。そして父なる神の守りの盾から出たがゆえに、“世・よ”にあるすべての災いに無防備でさらされて翻弄され、さらには「価値のない者=利益をもたらさない者」としての扱いをも受けうる。しかし神様は、自らの罪<“自己中心”に生きたこと>を悔い改める者たちを喜んで受け入れ、赦され、失った“子としての特権”を回復してくださる。そして、他のキリスト者もそれを受け入れるように求めておられる。私たちキリスト者は、自らの罪を悔い改め、“神の子”としてのアイデンティティーを再確認して、その地位の持つ様々な“特権”を知って感謝し(“子としての特権”を回復させ)その“真価”を発揮させる人生を歩まなければならない。
2) インスピレーション&アプリケーション
次男の姿から、テーマに関わる二つのことを思わされた。一つは、キリスト者であっても、世をよく知らないために自らの特権の真価にも気づかず、自分の力で生きることを選択することがあり得るということ。世の姿と向き合って知るということもまた、特権の真価を深く悟る好機になると思った。もう一つは、神様は私たちが自己中心的な選択の後に経験することを見越した上で、あえてその行動をお許しになられるということ。その経験を通して、特権の真価を悟ることができるように計らい用いてくださるということ。神様は、私たちが誤った選択をしたとしても、悔い改めるという選択と行動によって、神の子としての特権を完全な形で回復させてくださる。すべてを知った上で、一方的な恵みをすでに備えていてくださる神様の、愛の完全さを思った。
3) メッセージから紡ぐフレーズ
「迷いさまよい失ったときに初めて気づく特権の真価。
神様は、子どもたちの悔い改めを受け取り、
失ったものを完全に回復してくださる方。」