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〜聖書「重要聖句」講解<8>〜

A.K.

2023年10月29日

《Scripture8 :「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、私のところに来なさい。」》

マタイ11:28 

1)   メッセージのサマリー

私たちには、仕事や病、借金、戦争など、それぞれに背負っている重荷はあるが、目の前の重荷が取り除かれたとしても解放されることはなく、また新たな重荷、別の重荷を背負い続けていく。私たちにとって本当の重荷とは“たましいの飢え乾き” であり、自分の力でそれを満たそうとして悪循環パターンを引き起こし、その営みを続けていくことが重荷の元となっているからである。しかし神様は、そのご支配の下に身を置く全ての人の“たましい”から重荷を取り去り、休ませ、癒しを与えてくださる。それは、自らの利益のためではなく、私たちのことを第一に考える、神様の愛と慈しみのゆえである。そのような神様の「動機=御心」を信じて、神様が与えてくださる「み教え=くびき」を学び、悟り、それに従って生きることは、私たちにとって「負いきれない重荷」とはならず、かえって私たちを様々な束縛から解き放つ、“たましいの平安”をもたらす。


2)   インスピレーション&アプリケーション

人々が“癒される”と言う場所は多いが、一時的に癒され、満たされ、解放されたように感じても、長くは続かないし、いざというときに通用しない。私たちにとって本当の重荷(存在不安)を下ろし、癒しと回復、そして“たましいの平安”を受け取ることができるのは、神様のところだけである。この聖句を思い出すと、心底ホッとし、背負っていると思い込んでいた荷が軽くなる。知らず知らずのうちに、一人で重荷を背負おうとしていた自分に気づかされる。神様は、私たち一人ひとりを神様の下へと招いてくださっている。その招きに応じて癒しを受け、「神様のくびき」を負って平安を受け取り、良いものを注ぎ出す実践へと導かれる日常生活を送りたいと思った。

 

3)   メッセージから紡ぐフレーズ

背負ってきた重荷を神様の前に下ろすとき、

たましいは休息と癒しを受け取る。

神様のくびきを新たに背負うとき、

たましいに平安と力が宿る。

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