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〜聖書「重要聖句」講解<73>〜

A.K.

2025年4月6日

《Scripture73 : 『そうなると、その人の後の状態は、初めよりもさらに悪くなります。』ルカ11: 26》

ルカ11 : 24-26

1)   メッセージのサマリー

神さまは、恵みの御業によって私たちをさまざまな“悪いもの”から解き放ってくださるが、それはまだ「束縛から解き放たれた」“真空状態”である。つまり、ひとたび神様の恵みによって「悪霊・悪いもの・悪循環パターンなど」から解き放たれても、再びそれらに囚われてしまう余地が残っており、さらには“拍車のかかった束縛の力”を持つ「悪霊・悪いもの・悪循環パターンなど」がその人を囚えて離さず、神様の恵みを受ける以前よりも悪いものとなってしまう可能性がある。それを避けるために、私たちは “真空状態”の“自分の世界”に“神の国・神の支配”がしっかりと「住み着く:カトイケイ(ギ)」ような状態にしなければならない。それは “自分の世界”に“神中心”の“世界観・価値基準・行動原理”を土台とした“新しいライフ・スタイル”を建て上げ、「“悪いもの”の束縛」が入り込めない“好循環パターン”を作り上げていくということである。

 

2)   インスピレーション&アプリケーション

「掃除をしてきちんとかたづいた家(自分の世界)」に「出て行った悪いものが戻ってくる余地を残すのではなく、良いものが定住し続けるように」という例えがとてもわかりやすかった。恵みによってかたづいた家を、良いものが住み続けそれをキープするのにも私たちの選択が必要なのである。癒やされ解放されることはもちろん感謝なことだが、大事なのはむしろその後であり、再び悪いものを入れるのではなく、良いものが住み続けるように、神様のご支配を求め続けていくこと、自分の世界に「神中心の世界観・価値基準・行動原理」が根づいているかを確認し選択しながら、良い循環を建てあげていくことが決定的に重要である。メッセージの中でもあったSustainable(持続可能な)ライフ・スタイルは、解放の後の選択・決断・実行によって可能となるのだ。


3)   メッセージから紡ぐフレーズ

古い悪いものから解き放たれた時こそ 新しい良いものを根づかせるチャンス。

神様のご支配を求め続ける選択が 新しい良いものの定着を可能にする。

© イエス・キリスト誠心教会

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