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〜聖書「重要聖句」講解<59>〜

A.K.

2024年11月17日

《Scripture59:これを見たシモン・ペテロは、イエス足もとにひれ伏して、『主よ。私のような者から離れてください。私は、罪深い人間ですから』と言った。ルカ5:8》

ルカ5:1-11

1)   メッセージのサマリー

イエス・キリストの指示に対し、“その道のプロ”として「それは成功しない」と反応したシモンだったが、救い主の教えを一度は聞いてみる選択し実行に移した。この小さな決断がシモンの“目の前の世界”を一変させる。目の前に展開している現象が“奇跡=神の御業の現れ”以外のなにものでもないことをよく知っていたシモンは、驚愕して畏れ、自分が“罪人=自己中心”であることを告白して悔い改め、この時からシモン・ペテロ(神の子・岩)としての新しい人生が始まった。“神の時”に“神の教え”に従って“神の御業”を体験したものたちは、“自分の世界”が「一変すること」を実体験することができる。その神様との“真の出会いの時”に、自らの“罪性=自己中心性”を認めて悔い改め、“神中心”へと立ち帰る“選択・決断・実行”をする者たちは、“新しい力”に満たされ、神様が備えておられた“真に価値あるもの”を創造する『新しいライフ・スタイル』を生きてゆくことができる。


2)   インスピレーション&アプリケーション

シモンがもし、イエス様が言われたことに対して、「でもやってみましょう」と小さな決断をしなかったなら、神様の御業を実体験することもなく、普通の漁師としての日常が続いていったと思われる。自分の力や経験だけで日常生活を完結させようとすると、できると思える以外のことには手をつけず、“目の前の世界”はそのまま続くか縮小していく。神様におゆだねしてみる領域(小さな決断)があって初めて、私たちは神様の御業を実体験することができ、自分の力だけでなそうとしていた“自己中心性”にも気づくことができる。この「小さな選択→実体験による驚き→世界観の変革」が、私たちの世界を拡げ、また“神中心”の世界も強められていくのだと思った。この「小さな選択」を繰り返して、神中心で自分の世界を拡げながら歩む者となりたい。

 

3)   メッセージから紡ぐフレーズ

神様にゆだねるその領域でこそ、

自分の力では及ばない御業が現れる。

この小さな選択と実体験が

私の新しい世界を拡げてゆく。

© イエス・キリスト誠心教会

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