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〜聖書「重要聖句」講解<6>〜

A.K.

2023年10月15日

《Scripture6 :「それで、何事でも、自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい。」》

マタイ7:7-12

1)   メッセージのサマリー

「自分にしてもらいたいことを、ほかの人にもする」というこの教えは、“世・よ”では「黄金律=The Golden Rule」と呼ばれ、「成功するための秘訣」と考えられている。それは、「良いことをすれば、良いことが返ってくる」という因果応報の価値観に拠って立っている。しかし実際には、旧約聖書で神様が教えられておられる「自分と同じように他人を愛する」という“神の教え”の本質を現している。この“神の教え”を実践することができるためには、まず自分自身が、神様の「絶対愛」と出会う“実体験”によって、自らの“たましいの必要”(最後のワン・ピース)を完了させていなければならない。そうでなければ、私たちが「他人にすること」は、全て「自分の必要を埋めるためにすること」になってしまうからである。(だからイエス様は、この聖句の前に「必要を満たされることの重要性:マタイ7:7-11」について教えられておられるのである。)

 

2)   インスピレーション&アプリケーション

私たち人間は、自分が受けた以上のものを人に与えることはできない。そして、自分が与えられる以上のものを人に与えることはできない。この箇所を人間同士の関係の中だけで捉えるならば、そのような非常に狭い限定的な解釈になってしまう。しかし、神様から必要を満たされ、神様の愛を実体験している者は、それを他の人に流していくことができる。イエス様はこの箇所を通して、「神様から受けた恵みを他者にも流すことができる、そういう者になりなさい」と私たちに語られている。そのような者に私もなりたいと心から思った。

 

3)   メッセージから紡ぐフレーズ

必要を神様に満たされた者たちは

その恵みを人にも流すことができる。

そういう器に私もなりたい。

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