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〜聖書「重要聖句」講解<57>〜

A.K.

2024年10月27日

《Scripture57 : イエスは答えて言われた。「『あなたの神である主を試みてはならない。』と書いてある。ルカ4 : 12》

ルカ4 : 9-13
詩篇91:1, 11-12
申命記6:16

1)   メッセージのサマリー

〜荒野の誘惑〈3〉〜

「人々に華々しい奇跡を見せて、メシアとして受け入れさせたらどうか」という悪魔の誘惑の本質は、「自己実現のために神様の御力をコントロール・支配せよ」というもの(=“ご利益信仰”)であった。その誘惑に対しイエス・キリストは、神様の御教えの“真実=真の意味”で跳ね返し、アダムが選択した【“神中心”→“自己中心”】の結果もたらされた“ご利益信仰”への囚われから、“神の民”を解き放たれた。この後、神様の御心である「人類救済のための御働き=公生涯」が本格的に開始された。私たちキリスト者は、初めは自分の必要を満たすために神様の元へ行ったとしても、“自分のしたいこと”のために「神様を用いようとする」“ご利益信仰”をどこかで乗り越えて、“神様の御心”のために「自分を用いていただく」ことを求めなければならない。


2)   インスピレーション&アプリケーション

この箇所は単純に「神様を試すようなことをしてはいけない」ということだと思っていたが、「自分のしたいことのために神様を用いる」“ご利益信仰”がテーマであった。悪魔は、神様の御言葉の一部分だけを狡猾に用いて「自己実現のために神様を用いる」よう誘惑したが、イエス様はその罠にはかからずに御言葉で跳ね返し、「御心のために自分が用いられる」ことを選択した。私もイエス様によって呪いから解き放たれた“神の民”の一人として、自己実現のために神様を利用しようとしてはいないかチェックしながら、神様のために自分が用いられることを求め、その道を選び取っていきたいと思った。一方で、「自分の必要を祈ってはいけない」ということではなく、必要はしっかりと祈って良いというメッセージにも励まされた。


3)   メッセージから紡ぐフレーズ

自己実現のための神様ではなく、

御心実現のために自分がある。

用いられる道を求め続ける。

© イエス・キリスト誠心教会

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