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〜聖書「重要聖句」講解<54>〜

A.K.

2024年10月6日

《Scripture54 :『きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。』ルカ2 : 11》

ルカ2 : 1-4
ミカ5:2

1)   メッセージのサマリー

神様は、定められた時に“救い主”を世に送られた。それは、B.C.8〜6年ぐらいにベツレヘムで誕生された、イエス・キリストという名を持つ、歴史上実在した人物だけである。人間に『罪と死の法則=滅び』からの“救い”をもたらすことができる者は、過去も、現在も、そして未来も、このイエス・キリスト以外には存在しない。その他の“世・よ”にあるいかなるものも、“救い主”になることはできない。

 

2)   インスピレーション&アプリケーション

ローマの高官テオピロに対して書かれたルカの福音書。

このイエス・キリスト誕生の場面は、ローマ帝国の皇帝が戦争を終わらせた「救い主」だと宣伝されていた時代に、人々を真の救い(滅びからの救い)に導く「救い主」は、ローマ皇帝ではなくこのイエス・キリストであることを、様々な対比を用いながら記述されていることを学んだ。

神様がこのルカを通して記されたのは、キリストの誕生が歴史的事実であるということ、また全てのことが神様の時に、神様のご支配の中でなされているが、それは世の人々の期待や予定とは全く違う神様の基準でなされていくということなのだと理解できた。また同時に神様は、世のあらゆること・もの(ローマ帝国の住民登録制度)も用いながら、御心(救い主の誕生)を成就される方であり、その良い知らせを、世の小さきものたち(羊飼い)に最初に伝えられたことにも、神の国の基準が現れている。

 

3)   メッセージから紡ぐフレーズ

史実であるイエス・キリストの誕生。

世の期待や予定とは異なる

神のとき神の国の基準でなされた

救いのプロジェクトの静かな始まり。

© イエス・キリスト誠心教会

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