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〜聖書「重要聖句」講解<42>〜

A.K.

2024年7月14日

《Scripture42 :「あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」マルコ8 : 33》

マルコ8 : 30 - 33

1)   メッセージのサマリー

神様から託され私たちが取り組む“働き”が発展してゆくことは、神様の御心に従った“ご計画”の進展のプロセスである。そのような神様の“ご計画”の進展を阻害しようとして働く者たち(悪魔・サタン:敵する者)が最も用いるのは、“働き”に取り組む私たちの“思惑”であり、“自己中心”がもたらす「自己利益の追求」である。それを防ぐために私たちキリスト者は、常に“神の御心”を“自らの思惑”に優先させなければならない。そのためには、“働き”に取り組む自分の“思惑”の真実と向き合い、託された“働き”の中にある御心とご計画を悟ってそれらを常に優先させるという“行動原理”によって実践に取り組み、自分の“思惑”を“神様の御心”に適うものとできるように、霊性を鍛錬することが必要である。

 

思惑=取り組む動機・求める報いなど、自分としての「取り組む理由」

 

2)   インスピレーション&アプリケーション

この一節は、十字架の死とよみがえりのご計画をはっきりと語られたイエス様を戒めようとしたペテロに対する、主の一言である。「神のこと」=神の御心、「人のこと」=自分の思惑、がそれぞれあって、常に前者を優先させなければいけないということ。まず御心を悟るという点において、そして御心を常に優先させるという点において、簡単なことではない。しかし、救いとなるのは、この二つにギャップがあるのは至極当然であること、そして自分の思惑の真実と向き合うことから始まるということである。ペテロがそうであったように、私たちは完璧ではないし、それぞれの成長過程も違う。神様はそれを全てご存知の上で、大事なものを私たちに託したいと言っておられるのだ。

 

3)   メッセージから紡ぐフレーズ

頼りない器に託された大切なご計画。

器のもろさを知って御心を選びとる。

主はこの小さな選択を喜ばれる。

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