
A.K.
2024年5月19日
《Scripture33 :「人の子は、安息日にも主です。」マルコ2:28》
マルコ2 : 27 – 3 : 6
1) メッセージのサマリー
イエス・キリストは、律法学者たちが自分たちの既得権益のために作り上げた“古い世界”の規定よりも、神様の御心にかなった“いまここで・するべきこと”を為すことが優先されることを教えられた。さらに「身に危険が及ぶであろう困難な状況」の中にあっても怯まず、“いまここで・するべきこと”を「すること」と「しないこと」のどちらが「御心にかなうこと=安息日の本来の目的」であるかを問い、躊躇することなく「すること」を選択した。キリスト者は、“神の恵み”の真価を発揮させる“新しい・良い自分の世界=新しい皮袋”を構築するために、どのような状況の中でも『神中心の世界観・価値基準・行動原理』によって“するべきこと”を正しく見分け、それに取り組む“行動の実践”を積み重ねてゆかなければならない。一方で、“するべきこと”をせず、慣れ親しんだ“古い自分の世界=日常性バイアス”に止まり続ける者たちは、“新しい・良い自分の世界=新しい皮袋”を構築することができずに“悪循環パターン”に囚われ続けてゆく。
2) インスピレーション&アプリケーション
前回の「ぶどう酒と皮袋」の箇所からつながる、「新しい皮袋」を構築するために私たちはどう行動するべきか、というメッセージ。どんな状況にあっても、神様が御心とされていることが優先されることが重要であり、「するべきことをなす」という行動の実践を一つ一つ積み上げて、「新しい皮袋」つまり“新しい・良い自分の世界”が造られてゆくのだ。私たちの土台には本当に「神中心の世界観・価値基準・行動原理」が据えられているのか、またその霊性が形成されているのか、が問われる。するべきことをせずに古い世界にとどまり続ける者ではなく、小さなことであっても“御心にかなったするべきこと”を選んで実行する者でありたい。
3) メッセージから紡ぐフレーズ
御心にかなう正しいこと、良いこと。
これを求めて一つずつ実践してみる。
私のうちに新しい・良い世界が拓けていく。