〜聖書「重要聖句」講解＜33＞〜

1)   メッセージのサマリー

“必要”を満たされた者たちも、多くが“古い自分の世界”に戻りとどまってしまう。それは、自分の慣れ親しんだ「既存の枠組み＝古い自分の世界」の中に閉じこもることで「世界を保とう」とする選択（日常性バイアス）である。しかしそれでは、せっかく神様との真の出会いを実体験して変革された私たちの“神中心の新しい世界観”の“真価”が十分に生かされずに無に帰してしまう。私たちは、神様から授けられた“神の恵み＝新しい良いもの”の“真価”を発揮させるために、それまでの古い“束縛されたライフ・スタイル”を全く新しいものへと刷新して、真価を発揮させるのに相応しい“新しい・良い自分の世界”を構築しなければならない。

2)   インスピレーション＆アプリケーション

神の恵みであるたましいの癒しと満たしを受け取ったなら、私たちはどうするのか。広くて深くて大きい神の恵みに相応しい新しい世界を、あなたは作っているのか。これらの問いが、まさに自分にも迫ってくるメッセージであった。私たちは、“新しい・良いもの”を一旦受け取っても、受け取った器が変わっていなければ、自然と古い世界に戻っていくことを選択するのだ。“新しい・良い世界”を構築するときに最も大事なポイントは、「自分という器を通して、受け取った神様の恵みが拡がっていくように」という視点を持てるかに集約されると思った。そうでなければ、「新しい世界」をまとったように見えても、「古い自分の世界」のまま、神様の恵みは古い器を通して拡がることはないのだ。

3)   メッセージから紡ぐフレーズ

古い器を捨て去り　新しい器に造り替えられるとき、

受け取った神様の恵みが　想像を超えて拡がってゆく。