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〜聖書「重要聖句」講解<29>〜

A.K.

2024年4月14日

《Scripture29 :「あなたは、わたしの愛する子、わたしはあなたを喜ぶ。」マルコ1:11》

マルコ1 : 9 -11
ローマ8 : 14-17

1)   メッセージのサマリー

私たちは、アイデンティティー(自分存在の確かさ)をどこから得ようとしているだろうか。行き着く先は偶像礼拝であり、「これさえあれば」自分存在は確かで不安を乗り越えられると思ってしまう。しかし、私たちキリスト者にとって、アイデンティティーの基盤となるのは、「神様に愛されている神の子どもである」ということである。イエス・キリストを信じる信仰によって、キリスト者は“神の子”とされ、父なる神様の特別な愛を受ける存在となる。そして“神の子”であることをアイデンティティーの基盤とするキリスト者は、“奴隷の束縛”から解き放たれ、「自由な世界」で生きてゆくことができる。さらには、“相続人”としての特権を有し、神様が創造される世界の“良いもの”を受け継ぐことができる。

2)   インスピレーション&アプリケーション

私たちがアイデンティティーとして初めに認識するものは、「〜の子」「〜の家の子」というものではないだろうか。 大人になるにつれ、それを意識することは少ないだろうが、無意識の中でそのアイデンティティーに縛られ続ける。私たちが何をアイデンティティーとするか、は、思っている以上に私たちに大きな影響力を及ぼす。しかし神様は、キリストを信じる者を信仰によって“愛する子”“存在を喜ぶ”「神の子」としてくださっている。この真実がどれほど私たちを束縛から解き放ち、新しい、自由な世界に置いてくれることだろうか。私たちは、この真実を自分のアイデンティティーの土台とし、それ以外のものを持たないことを選択することができる。そうすれば、どこへ行っても、何をしていても、誰と一緒でも、揺らぐことのない安心の中で、託されたことに取り組む日々を歩んでいくことができるのだ。

 

3)   メッセージから紡ぐフレーズ

愛され喜ばれている“神の子” とされた私。

この真実こそが自分存在を確かなものにする

唯一のアイデンティティー。

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