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〜聖書「重要聖句」講解<23>〜

A.K.

2024年2月25日

《Scripture23 :「まことに、あなたがたに告げます。あなたがたのうちひとりが、わたしを裏切ります。」》

マタイ26:21

1)   メッセージのサマリー

自分の利益のためにイエス様を売り渡す約束をしたユダは、最終的に何を選択し滅びに至ったのか。神様が置かれていた数々のポイントで、いつでも罪を悔い改めて引き返すことができたのにも関わらず、全てをスルーした上に、最後に自分で自分を裁く(「自死を選ぶ」ことで「悔い改めの機会」を自ら断ち切る)という“自己中心”を貫き通すことを選択し実行したのである。

私たち人間は、どのような罪の中にいても、どのような失敗によって“自分の世界”を壊していたとしても、“ある一点”を越えさえしなければ、悔い改めて「神様の主権に身を委ねる【自己中心→神中心】」ことによって、どこからでも引き返し「新しくやり直すこと」ができる。その“P.N.R.<帰還不能点>”は、「“地上の人生”の最後まで神様の主権を認めず“自己中心”を貫き通すこと」つまり「悔い改めて神様に立ち返らないこと」を「やり遂げること」である。P.N.R. =Point of No Return

 

2)   インスピレーション&アプリケーション

神様は、最後の瞬間までその人が自己中心を悔い改めることを諦めてはおらず、私たちが引き返すことのできるポイントを設けておられるということに、憐れみの深さを覚えた。「生まれない方がよかった」というイエス様の強いお言葉は「価値のある人生を今からでも送れるという促し」であったこと、責められるべきはユダの裏切り行為そのものではなく自分で自分を裁いたという一点であったことにも納得である。いつどこからでも私たちは、自己中心を悔い改めて、神様に主権を明け渡す、そして新しくやり直すことができる、そのことを恵みとして改めて受け取りたいと思った。

 

3)   メッセージから紡ぐフレーズ

最後の瞬間まで神様は諦めてはいない。

自己中心を貫き通すことをやめ、

価値ある人生を歩むことを。

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