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〜聖書「重要聖句」講解<18>〜

A.K.

2024年1月21日

《Scripture18 :「心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。…あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」》

マタイ22:37-40

1)   メッセージのサマリー

神様は、私たちキリスト者が“地上の人生”を生きてゆくために必要不可欠な行動原理を“大切な戒め”として教えておられる。それは、「神を愛し、自分を愛し、人を愛する」というシンプルな行動原理である。「愛する」とは、「価値あるものと認め、そのように扱うこと。もっとも大切な存在とすること」である。つまり、「神を愛する」とは、「神様を第一とし、その命令に従って日々を生きてゆく」という“覚悟と実践”であり、「自分を愛し、人を愛する」とは、「健全に自己受容をする」ことを土台として「健全に他者を受容する」ことを実践してゆくことである。一方で、この行動原理を土台としていない“クリスチャン・ライフ・スタイル”は、実体のない「はず・ふり・つもり」の“虚構の世界”を形成してやがては破綻してしまう。

 

2)   インスピレーション&アプリケーション

「愛する」ことは「価値あるものと認め、そのように扱うこと」であるというメッセージは、皆がわかっているつもりになり易い「愛」という概念と「愛する」という実行行為を、非常に明快でわかり易いものにしている。この行為は感情ではなく選択の問題である、というメッセージもまた「感情を伴って愛さなければなければならない」と強迫的にならねばならないものではなく、「愛することを選択する」という冷静かつ本人の能動的な行動以外の何物でもないことを教えてくれる。そして何より、「神、自分、人」という順番が重要であり、そうでなければ「愛する」ことは実行できないと伝えている。この行動原理を実践し、「人の悪口」と「自分の自慢」とは無縁の日常生活を送っていきたいものである。

 

3)   メッセージから紡ぐフレーズ

愛するとは、価値あるものとして扱うこと。

神を愛し、自分を愛し、人を愛する。

神様が私たちにくださった一番大事な行動原理。

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