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〜聖書「重要聖句」講解<17>〜

A.K.

2024年1月14日

《Scripture17 :「このように、あとの者が先になり、先の者があとになるものです。」》

マタイ20:16

1)   メッセージのサマリー

この世は「先に来たものから、先に報いを受け取る」「多く成し遂げた者が、多く報いを受け取る」といった基準によって、“評価”と“報い”が決められてゆく「報酬システム」である。この「報酬システム」に基づくならば、今回の聖書箇所の雇い主と労働者の取り決めは、不公平だということになる。しかし“神の国の基準”によって、神様は、キリスト者一人ひとりの献身と働きに対して、それぞれに相応しい正当な“報い”を与えてくださる。この“神の国の基準”は、世の「報酬システム」とは違い、「どのように忠実であったか、何のためにそれをしたのか」に基づいている。私たちキリスト者は、そのような“神の国の基準”に基づいた「神様からの報いの原則」を悟り、与えられる“神の報い”に満足し、受け入れなければならない。

 

2)   インスピレーション&アプリケーション

神様が私たちに報いてくださる基準は、実際にはこの世の評価基準とは真逆なのであるが、私たちはこの世の価値基準と報酬システムにあまりにも慣れすぎていることに気づかされた。また、神様と自分との関係は、他の人のそれと比べられるものでもなければ、人が口を出せるものでもなく、必要もない、その逆もまた然りということを、神様はこのたとえ話を用いて私たちに伝えようとされているのだと思った。神の国の基準を持ち、神様と自分ただ一人、関係を個人的に深めていくことが何より重要であると思わされた。

 

3)   メッセージから紡ぐフレーズ

誰とも比べることのできない、

神様と私、神様とあなたの一対一の絆。

その中で与えられる報いもまた

他の誰とも比べる必要はない。

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