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〜聖書「重要聖句」講解<16>〜

A.K.

2023年12月24日

《Scripture16 : ヘロデは、博士たちにだまされたことがわかると、非常におこって、人をやって、ベツレヘムとその近辺の2歳以下の男の子をひとり残らず殺させた。》
〜クリスマス・メッセージ〜

マタイ2:16

1)   メッセージのサマリー

クリスマスは「神を信じる者たちに、“永遠の命”を与えるために、“救い主”であるイエス・キリストが地上に来られた」ことを人々に伝えるための祝祭である。この“救い主”の誕生は、悪魔の支配下にあった世界に“神の国=神の支配”が侵入した「歴史の大転換点」である。この誕生以来、“神の国=神の支配”は地上に拡がり続け、抵抗勢力である悪魔の支配との間に“霊の戦い”が続いている。(この戦いは、キリストが再臨される「世の終わりの時」まで続く。)しかし、キリストの「十字架の死と復活」により、「悪魔の“力の源”=死」は打ち破られ、悪魔の敗北と滅びはすでに定められている。私たちは、キリスト者としてすでに“霊の戦い”に参画しているというリアリティーを悟り、「一人でも多くの人を救いに導く=神の国の拡大」のために、与えられた役割を果たしていかなければならない。

 

2)   インスピレーション&アプリケーション

毎年恒例のクリスマス・メッセージではあるが、このクリスマスは“救い主”の誕生を喜ぶお祝いのときであるのと同時に、神の国の拡大を阻止しようとする抵抗勢力との霊的戦いが始まった瞬間でもあったことを思い出す、よい機会となっている。このみことばは、キリストの誕生という光の陰で、壮絶な抵抗があったことを思い出させてくれる。そして、この抵抗勢力と私たちは決して無関係ではなく、私たちもこの霊的戦いの最前線に置かれているという現実を認識しなければならない。何よりここで大事なのは、勝敗がすでにわかっているために、私たちは戦いを恐れる必要はないということである。

 

3)   メッセージから紡ぐフレーズ

救い主の誕生という光に抵抗する闇。

その戦いの先に拡がっていく神の国。

私たちがその最前線に置かれている。

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